こんにちは、紅茶です。
今回は「未解決事件は終わらせないといけないから」の感想です。
ネタバレを回避して書いた感想です。
ネタバレにならない程度のスクショがあります。できるだけ何も見ない状態でプレイしたい方は、記事前半だけ読んでください。
後半にスクショを貼りました。
それではどうぞ。
率直な感想
面白かった。
他にも言いたいことが色々あるけど、それで内容を悟られてしまわないように、一言だけ笑、後半にもう少し書いてます。
クリア時間
約4時間。任天堂ストアの商品ページに「2~3時間のプレイタイムを経て清崎蒼が犀華の行方不明を唯一の未解決事件にした理由が明らかになります」と明記されているように、短時間のゲーム体験だろうと予測していたので特に短すぎるとは思いませんでした。
早ければ1日でクリアできます。
終わらせないといけない…
タイトルの意味がしっかり回収されていて、複雑で深いストーリーでした。
プレイ前「未解決事件を解明するぞ!この人怪しい!証拠はどこだ」
プレイ後「うん…そうだね」
誰の供述かを推理して入れ替えていく
ぱっと見わかりませんが、読んでいるうちに、話が噛み合わない部分、立場や一人称、語尾が合わないものは別の人物の発言かな?と推測します。
例えば成人男性が、「ぼく〇〇だったんだ」など言ってるなら、これは子どもが言ってるなと推測、そして、発言者のアイコンを入れ替えてメッセージを移動します。
話の辻褄が合うようにメッセージの順序を並び替えていき、そこからさらに情報を得ていくというのが、主な流れです。
先入観に惑わされる?!
自分の先入観が先走ってしまい、登場人物の関係性を勝手に予想してしまっていたことに気づきました。
そういうことだったのか!という気づきが少しずつ浮かび上がって来るゲームです。謎が解けていくにつれ、続きが気になり、一気にプレイしました。
ここまでが、前半です。
後半からスクショを貼ってます!
念の為アナウンス。
※スクショは一部切り抜いています。これを見ただけでは物語の展開がわからないようにしています。
多くは語られないが心に訴えかけてくるイラストとBGM
当たり前かもしれませんがプレイ前とプレイ後では見方が変わりました。
うん、そうだね、そうだよね、と。
(参考になってなくてすみません)
BLEACHの東仙要みたいになります
「そうだね…素敵だね…」(例えがわかりにくい笑)
BGMもとても良かったです。推理中もずっと流れていますが、耳障りなことはなく、聴いているようで何も聴こえていない感じでした。
えんまこうろぎ!
ノスタルジックで穏やかな曲です。
審判者「歴史とは、不完全な記憶が文書の不備と出会うところに生まれる確信だ」と言います。
清崎蒼「どういう意味ですか」←私も思った
ちゃんと引用元があります。ゲーム内で紹介されますよ。
複雑に絡み合っている事情
そこまで難易度が高いとは思いませんでしたが、供述はじっくり読む必要があります。何度も読んでメッセージを組み合わせていくパズルのような感覚でした。文章が少し長めで、中には嘘が混ざっていることも。
操作やタイミングなど、ゲーム的な難しさはありませんでした。ただ、誰がどの立場から言っているのか「うーん」と考え込むところはありました。
※一部切り抜いてます
テレビモードでのプレイがいいかも
大きめの画面でプレイしたほうが、字が読みやすかったです。画面にばーっと登場人物の供述が表示されており、それを何回も読み返すので大きい画面が快適でした。
※一部切り抜いてます
孤独との対話
このゲームには深いメッセージが込められています。
前半では率直な感想として、「面白かったです。」しか書きませんでしたが、ネタバレしない範囲で、最後に少し書き足しましょう。
私はこのゲームを最後までプレイして、エンディングを見たとき、涙がぽろぽろ落ちてきました。ゲームで泣いたのは久しぶりです。誰もが多少なりとも孤独感を抱えて生きているわけですが、どこで癒されるのかもわからず時を過していかなければならないことがあります。そんな心にあいた穴に飛び込んでいって自分と対話し、そこから新しい道を導き出すことができるという希望を感じたゲームでした。
プレーヤーに訴えかけるメッセージ性があるゲームだったため、私なりの今までの悲しみや孤独感を思い起こし、涙しました。
これからプレイする人のためにお伝えしたいことは、このゲームは孤独を感じるものではなく、そこから次に一歩踏み出すきっかけを与えるものだということです。
終わらせないといけない、という言葉には終わりと次のステージへの移行というニュアンスを感じました。止まっていた時間もやがていつかは動き出すのです。
大丈夫だよ。
うーむ。難しい話になったぞー!
個人的な考察話ですが参考程度によろしくお願いします。
それでは、読んでくれてありがとうございました。
ではまた。
「そうだね」